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基準には 駆動周波数、FSB、2次キャッシュというものがあります。
■動作周波数(クロック)Hz
CPUの内部の動きには一定のリズムで働いています。バケツリレーを思い出してもらうと 横一列に人が並びデータであるバケツを左から右へ運ぶとします。運ぶ為にはバラバラな動きだとちぐはぐになったりロスが生まれる。なので一定のリズムに合わせることで効率よく動けるのです。
すなわち リズムこそが周波数名のです。
ちなみに800MHzなら1秒間に8億回、1.6GHzなら16億回バケツを運べるので仕事量から言えば1.6GHzが早いということになります。だったら、1.6GHzは800MHzの2倍の処理能力があるかというと単純にそういうわけでもない。G(ギガ)はM(メガ)の1000倍にあたる。
■FSB :Front Side Busといい データの伝送路です。CPUで計算した あるいは命令をこの伝送路を使って音を出したり 描画したり データを圧縮したり 記憶したりするパーツに命令を出すところに送るわけです。この路線も細い(数値が小さい)より太い(数値が大きい)道の方がデータを流す量が違います。 例)533、800、1,066MHzなどの数値で表しています。
■2次キャッシュ
CPU内部に設けられた高速な記憶装置で 頻繁に使うデータは出来る限り早く表示して使いたいものです。そこでCPUはある程度容量が大きく 高速に出し入れ出来る2次キャッシュを使うことで私たちの作業がスムーズになります。 そして足らない分においては外部メモリであるメモリモジュール(ノートパソコンの裏蓋を取って出し入れできる)で補っています。 |
デスクトップ
CPUモデル |
クロック(GHz) |
FSB(MHz) |
2次キャッシュ(MB) |
Core2Duo Extreme X6800 |
2.93 |
1066 |
4 |
Core2Duo E6700 |
2.67 |
1066 |
4 |
Core2Duo E6300 |
1.86 |
1066 |
2 |
Pentium D950 |
3.4 |
800 |
2MB×2 |
Pentium 4 670 |
3.8 |
800 |
2 |
Celeron M 430 |
1.70 |
533 |
1 |
ラップトップ(ノート)
CPUモデル |
クロック(GHz) |
FSB(MHz) |
2次キャッシュ(MB) |
Core2Duo T7200 |
2.33 |
667 |
4 |
Core2Duo T7200 |
2 |
667 |
4 |
Core2Duo T5500 |
1.66 |
667 |
2 |
Core Duo T2600 |
2.16 |
667 |
2 |
Core Solo T1400 |
1.83 |
677 |
2 |
Celeron M 430 |
1.70 |
533 |
1 |
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上の表を見て判りますか?インテルのCPUを比べてみました。
これらには シングルコア、デュアルコアがあります。(黄色部デュアルコア)
デュアルコアは2個の計算機が入っています。同じ周波数のより2倍の処理能力があります。
Core2Duoは2006/9月に発売された新しいCPUでCore Duoの改良版です。
低消費電力、64bit、2次キャッシュの増量などその性能もベンチマークソフトで好結果をだしてます。これからはコアを増やすことにより性能をあげていくことになり 近い将来はコア4つのものが発売される予定です。
一方Celeron MはPentium M の廉価版CPUですからシングルコアで2次キャッシュも半分しかありません。しかし2〜3年前から比べ数段も性能が高くなったことはいうまでもありません。 |
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