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■チップセットの見方
なぜここまで説明するかといいますとカタログにはチップセットの表示がありますが この部分はBTOでも選択できません。つまりこのチップの型番如何でそのパソコンの性能が区別できるといったも過言ではありません。
・どういうこと?
チップセットには色んな種類があり古いものから新しい物まで様々です。その内容を見るとそのチップセットに合うパーツやデータをやり取りする伝送路の大きさが違うのです。パーツは年々規格を変え 扱う容量も大きくなります。チップセットはそれに合わせて新しいパーツを使えるようにしてその大容量のデータを扱えるようにパーツ間の伝送路を大きくしていきます。
ですからチップセットが新しくなればなるほど新しい規格のパーツを扱え 伝送路が大きくなり(秒当たりに送る容量が多くなる)私たちがパソコンを操作する上でデータの処理が早くなります。 実際には大きな画像の切り替えが早くなったとか次のページやデータを早く切り替わるようになるというわけです。
・新しい古いチップセットはどこでわかるの?
チップセットを製造しているメーカーのホームページやパソコン関係のニュース・情報サイトを見ればわかります。
┌ インテル http://www.intel.co.jp/jp/developer/design/chipsets/linecard.htm
├ ATI http://www.ati.com/jp/products/integrated.html
├ NVIDIA http://jp.nvidia.com/page/home デスクトップ用チップセットのみ
├ Silicon Integrated Systems(SiS) http://www.sis.com/
・どこを見ればいいのか?
例えばノースブリッジをみてください。
いろんな線(伝送路)があっちこっちに伸びてその付近に数字が書いてあります。CPUにはFSB533(4.26GB/秒)、メモリ(8.5GB/秒)と書いてあります。
・FSB533とはどういう意味?
FSB(Front Side Bus)533はシステムバスの動作クロック周波数で533MHzということになります。砕いて言うとCPUのデータを送るには各パーツとタイミングを付けてやらないと上手くデータが送れないのです。 例えば人が右から左に一列に並んで物を送ろうとするときそれぞれの人が勝手な動きをしていると受け取る事が出来ないので 「1.2.1.2.」といってかけ声を掛けてあげると上手くおくれますよね。
それと同じでノースブリッジというチップセットも 533×1,000,000回のタイミングで秒当たり4.26GBの容量を送れるということということをいいたいのです。CPUはこのFSBの数値と2次キャッシュ(CPU内蔵のメモリで ノートPCの場合通常は512MB、1MBまたは2MBなど)の容量で決まってしまいます。
・CPUの表示を理解しましょう。
BTO直販メーカーのデルでは
”インテル Pentium M プロセッサー 740 (2MB L2キャッシュ、1.73GHz、533MHz FSB)” のような書き方をしています。
インテル :会社名 インテル社
・Pentium M :ノート用プロセッサーの商品名
・740 :動作周波数に変わるCPU選びの新しい指標として、インテルが2004年5月より導入した3桁の数字です。「プロセッサ・ナンバ」と呼ばれプロセッサ・ナンバは製品名の後ろに付き、CPUの付加価値を数字で表します。一覧表 インテル AMD
例 740なら
百の位 700番台 はノートパソコン用シングルコアプロセッサー(CPU)でPentium Mで90nm製造プロセスで作られたもの
もし300番台ならノートパソコン用シングルコアプロセッサー(CPU)でCeleronMで1.2GHz以上で130nm製造プロセスで作られたもの 詳しくは一覧表で
・2MB L2キャッシュ は2次キャッシュが2MBありますということ
・1.73GHz はこのCPUの周波数とあらわします。 この周波数が大きいほど性能が高いとされています。インテルとAMDのCPUを比べたときAMD製のCPUの製品名の後の数字を参考にしてください。たとえば”モバイルAthlon 64 3700+”ならばインテルの3.7MHzのCPUと対等の性能を示します。ということになります。 インテルとAMDとの製造の設計がことなるためこのよなことになります。
・533MHz FSB はFSBが533MHzということを示します。こちらへ
■ そこでメモリとの関係ですが。
通常 ハードディスクに入れているデータを見たり編集したり加工したりしてパソコンを作業しているワケですが本来の作業では色んなファイルを画面に出したりタスクバーに引っ込めたりしながら作業しています。もし直接ハードディスク(これ以降HDDとします。)とCPUがやり取りするとしばらく待って次の作業となります。
それじゃ仕事がはかどらないのでCPUとHDDの間に幾つもの高速に反応してくれるメモリを介在させます。作業しているデータを一時的に置くことでタスクバーに引っ込めておいたファイルをクリックした時に即座に立ち上がるというわけです。
特に代表的な CPU内の1次 2次キャッシュやメモリモジュール(以降メモリとします)がその役割をしています。
つまりメモリ
の容量が大きくなればそれだけ多くのファイル保持してそれを出し入れできて作業がはかどるというわけです。
だからが容量の大きい画像や動画を扱うには多くのメモリが必要になるわけですね。
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